【値上げしない客単価UP】で飲食店の売上を増やす専門家 林 良江です。
先日お邪魔した飲食店で、高齢の店主が「美味しい料理を提供していれば、、、」的な発言をされていました。
同様に「一度来てくれさえすれば」とおっしゃっている方も本質的な部分では一緒です。
実のところ、口にこそ出しませんが、潜在的に「美味しい料理を提供していれば」or「一度来てくれさえすれば」と思っている飲食店経営者はまだまだ多いと感じていますので、こちらでもシェアさせていただきます。
「美味しい料理」という武器は、新規客を連れてくる武器ではない
「美味しい料理」は飲食店の武器であることには間違いありません。
その武器の使いどころは、一度食べてくれたお客さんをリピーターにランクアップさせるときです。
この時、「美味しい料理」を体験した事実は、何物にも代えがたい、武器です。
こと『集客』にスポットを当てて考えた時、新規客の来店を集めることより、リピーターに再来店を促す方が、ずっと楽ですし、コストもかかりません。
そういう意味でも「美味しい料理」は最強の武器と言えるでしょう。
しかし
- 体調を崩した
- 遠方に転勤した
- 引っ越した
等の理由から、リピーターは自然減します。
なので、新規客の集客は地道に続ける必要があります。
その時「美味しい料理」は、、、
残念なことに、「美味しい料理」は実際に食べてみないことには体験出来ないので、効果的な武器とは言えません。(ですから、「一度来てくれさえすれば」って発言に繋がる訳ですね)
又、「美味しい」の尺度も人によって違います。
だから、他人に伝えるのが難しいです。
つまり、武器にも得手・不得手があり、万能な武器はないのです。
ですから、新規客を呼ぶ武器は別物を準備しなければいけません。
そして新規客を呼ぶ武器は、「美味しい料理」のような抽象的なものでなく、具体的なものである必要があります。
なぜなら、その武器を見て、皆が同じものを思い浮かべなければ、わざわざお店に出かけたくなるものでなければ意味があません。
要は、武器の使い分けです。
例えば、異性を口説きたいとき、敢えて「手紙を送る」のは意外性が有って素敵だと思います。
が、待ち合わせ場所に遅刻しそうな時は、携帯を鳴らしますよね。
これが、武器の使い分けです。
武器の使い分けが理解できると、「美味しい料理」の使いどころが明確になり、一層引き立ちますよ。
飲食店経営の常識を疑って見ませんか?
きっかけは、このメルマガ!
↓ ↓ ↓
このブログを書いた人

最新の投稿
確定申告サポート2023.01.29【飲食店限定】はじめての確定申告をサポートします!
業態転換等支援事業2022.07.14外食産業向け 業態転換等支援事業の2次公募が始まっています
業務改善2022.05.24【書類の管理のコツ】「大事な書類に限って、肝心な時に出てこない。」って、言っていませんか?
業務改善2022.02.14【飲食店】が取り組まなくっちゃいけない電子帳簿保存法って、何?